心不全の原因、サイン(前兆)、検査方法は?

高血圧で息切れすると年のせいだと思っている方いませんか?そのような症状がある場合心不全という病気の可能性があります。心不全について紹介します。

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心不全とは?

健康な人の心臓は血液が力強く送り出されますが、心不全の人は心臓がきちんと縮まず血液が十分に送り出されません。

心不全とは心臓の機能が低下してしまい十分な量の血液を全身に送り出せない状態のことをいいます。

心臓は全身に血液を送り出すポンプのような働きをしていますが、心臓自体に酸素や栄養を送る冠動脈という血管が詰まってしまったり、いろいろな原因で心臓の壁が厚くなってしまうとポンプ機能がうまく働かなくなってしまいます。

その状態が心不全です。心不全はあまり知られていませんが、非常に危険な病気となっていて、現在とても問題視されています。

その問題の一つが患者数が増え続けていることです。1年で約24万人もの患者が入院していると言われていて、心不全パンデミックとも呼ばれています。

パンデミックは感染症などに使われているので、急激に増加しているということがわかります。ただ増えているだけでなく命の危険性も高いんです。

急性心不全の場合入院中に6%が死亡し、退院しても1年以内に死亡するのが22%、再入院する方が16%となっています。がんの中でも極めて治療が難しいがんに匹敵するくらい命に関わる病気です。

心不全の原因

狭心症・心筋梗塞

狭心症は心臓の血管に問題を起こすもの。心筋梗塞は心臓の血管が詰まってしまって起こるもの。

心筋症・心臓弁膜症

心臓は心臓の筋肉(心筋)、中にある弁、心臓を包み込む心膜というものからなっています。心筋症というのは心臓の筋肉が薄くなってしまったり、厚くなってしまったりして起こります。

弁がうまく閉じなくなってしまったり、狭くなってしまうと心臓弁膜症が起こってしまいます。

高血圧

高血圧の患者は日本に4000万人以上いると言われています。成人の2人に1人は高血圧ということになりますね。

血圧が高いと心臓に血液を送る血管が硬くなっていて、動脈硬化で心臓に圧力がかかってしまいます。

なので心臓も一所懸命血液を送り出そうと頑張ります。そうすると最初の頃は筋肉が発達して厚くなってきます。

厚くなってしまうと血液を吸い込む力が落ちてきてしまい、心臓が段々大きくなっていき心不全が進行してしまうんです。

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健康診断などで心肥大と診断された方は要注意です。心肥大というのは心臓の筋肉が内側に向かって厚くなった状態のことを言います。高血圧をしっかりと治療しておかないと心不全のリスクが高まってしまいます。

心不全のサインや前兆

  • 階段を上るのが辛い
  • 寝るときに咳が出る
  • 寝苦しくなって目覚めることがある
  • 横になると息苦しくて、起きると楽になる
  • 足や顔のむくみがひどくなってきた

重要なサインとして息切れというのがあります。「平らなところではなんともないが、階段を少し上ると息切れしてしまう」これを年のせいというのもあるとは思いますが、心不全の息切れの始まりの可能性もあります。

進行すると夜寝ているときや横になっているときに息苦しくなったり、目が覚めたりしてしまいます。

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これは重力の関係で横になると心臓に血液が戻ってきます。正常な心臓であればそれにうまく対応することができますが、心臓が弱っていると対応ができなくなってしまいます。

寝ていると心臓を休める神経が働くようになります。ただでさえ対応できない心臓が休んでしまうとますます対応が難しくなってしまい症状がでてきます。

心臓の機能が落ちて血液の流れが悪くなると手足や顔がむくんできます。それがさらに進むと腸や胃のむくみが出て食欲がなくなったり、お腹が張ったりといった症状がでてきます。

それよりも進行してしまうとだるさや疲れやすさなどの症状もでてきます。息切れやむくみ、だるさなどの症状がある人は循環器内科、息切れが強い人は呼吸器内科、むくみが強い場合は腎臓内科を受診してください。

心不全の検査方法

  • 胸部X線検査
  • 心電図検査
  • 心臓超音波検査
  • 血液検査

血液検査はBNPというものが使われます。BNPとは心臓に負担がかかったときに心筋から分泌されるホルモンのことです。

心臓に負担がかかればかかるほどBNPは高くなってきます。血液検査でBNPをみて軽度なのか治療対象なのか重症度の検査することができます。

症状が出る前の隠れている心不全があるということもあるので、高血圧の方は一度心不全の検査をしてみることをオススメします。

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