パーキンソン病の治療薬の効果や副作用、手術は?

パーキンソン病の治療で症状はかなり抑えることができます。パーキンソン病の治療方法や手術方法、薬の効果、副作用について紹介します。

スポンサーリンク

パーキンソン病の治療法

パーキンソン病は薬の効果が非常に大きい病気です。慢性的な脳の神経の病気で、これほど症状が良くなる病気はあまりありません。

したがってパーキンソン病の治療法は薬が中心となります。その他に手術も行うこともありますし、将来的にiPS細胞を使った治療なども研究されています。

薬にはかなり効果が期待できるので、初期の段階では健康の方と変わらないくらいの生活を送ることができます。

発症してから5年前後は特に効き目があって、病気がなくなったのではないかと思わせるくらいの効果があります。

病気が進行しても薬を適切に組み合わせることで自立した生活を10〜15年、あるいはそれ以上送ることができます。

パーキンソン病の治療薬と効果や副作用

レボドパ

脳の中でドパミンそのものに変化する薬です。

ドパミンアゴニスト

ドパミンそのものではありませんが、ドパミンの働きを補強します。

これらは震えやうまく歩くことができないなどの症状を良くする薬です。レボドパは効き目は強いのですが、持続時間が短くなっています。1日3回程度の服用が基本となります。

ドパミンアゴニストは逆に効き目は弱く持続時間が長くなっています。そのため服用も1日1回で済みます。

レボドパは長く使用しているとウェアリングオフという現象や不随意運動(ジスキネシア)が起こってきます。

ウェアリングオフとは薬の効果が早くなくなってしまって運動の症状を抑えにくくなることです。最初は1日3回の服用で効き目がありますが、数年経つと数時間で効果がなくなってしまいます。

薬の量や回数を増やして対応することが多くなっています。不随意運動は逆に薬が効きすぎて首や肩などが勝手に動いてしまうことです。

ドパミンアゴニストの場合そういったことはあまり起こりませんが、吐き気や眠気、幻覚といった副作用があります。

症状の重さや年齢によって使い分けますが、進行によっては両方使う場合もあります。レボドパは効き目が強いので中等症、重症以上、高齢者に使用されます。

スポンサーリンク

高齢者にドパミンアゴニストを使用すると幻覚などの精神症状や認知機能障害が起こりやすくなってしまうので、70歳以上はレボドパだけを使います。

ドパミンアゴニストは軽症の方や若年の方に使用します。ただ仕事などで忙しいなどの理由がある場合レボドパを使用することもあります。

  効き目 注意点 適する人
レボドパ(ドパミンそのものに) 強いが短い ウェアリングオフ・不随意運動 中等症・重症・高齢者
ドパミンアゴニスト(ドパミンに似ている) 弱いが長い 吐き気・眠気・幻覚 若年・軽症

これらの薬以外には次のようなものを使用することもあります。

  • ドパミンの効果を長くする薬
  • ドパミンの放出を増やす薬
  • 別の物質に働きかける薬

診断されたら迷わず服用して下さい。悪い影響はまずないと考えて大丈夫だと思います。

パーキンソン病の手術治療

image20

深部脳刺激療法( DBS)

脳の深い部分にある運動の指令の調節に関係する場所に細い電極を挿入します。胸の皮膚の下に刺激発生器を埋め込みます。

電極と刺激発生器をつなぐコードを入れます。刺激発生器はバッテリー式なので5年程度でまた手術が必要となります。

脳の手術は1回で済みます。手術の対象となる患者はウェアリングオフや不随意運動がコントロールしにくくなった場合です。

iPS細胞を使った治療法

iPS細胞は様々な細胞に分化する能力がありますが、それをパーキンソン病の治療に生かそうというものです。

血液細胞から作ったiPS細胞を使います。それをドパミンを作る黒質の神経細胞に移植されるというものです。臨床研究がおそらく数年以内に行われると考えられます。

スポンサーリンク