耳鳴りは脳梗塞の前兆かも?種類やその他の症状は?

めまいは日常で多くの人が体験する症状の一つで、60歳以上では約30%の人が日常的にめまいやふらつきを感じていると言われています。隠れ脳梗塞の一過性脳虚血発作と微小脳梗塞について紹介します。

スポンサーリンク

耳鳴りは濃厚の前兆かも?

耳鳴りに悩む患者さんの割合は300人に1人とも言われ、65歳以上で耳鳴りの経験がある人は、約30%にもあがるという報告もあります。

めまいには、周囲がぐるぐる回っているよう感じる「回転性めまい」、船に乗っている時のようにフワフワして不安定さを感じる「浮動性めまい」などがあります。

耳鳴りには、「キーン」「ジー」「ピー」といった金属音やセミの鳴き声、電子音などが聞こえる高音の耳鳴り、「ブーン」「ボーン」「ゴー」といった低音の耳鳴りがあります。

めまいや耳鳴りには、加齢やストレスをはじめ。様々な原因が考えられます。

その中で最も注意しなければならないのが、脳に何らかの異常が現れているために起こるめまいや耳鳴りです。

特に、めまいや耳鳴りと同時に頭痛、手足のしびれ、ろれつが回らなくなる、意識を失うなどの症状がある場合は、隠れ脳梗塞の前触れの可能性があります。

隠れ脳梗塞の種類

隠れ脳梗塞には、「一過性脳虚血発作」「微小脳梗塞」があります。

一過性脳虚血発作

一過性脳虚血発作では通常、一時的に脳梗塞のような症状が現れ、ほんの数分から30分、長くても24時間以内に症状が治まります。

症状は血管が詰まる脳の部分によってやや異なりますが、体の左右どちらかの脱力感、麻痺、感覚の低下や、ろれつが回らなくなる言語障害、失語症も現れます。

一過性脳虚血発作は一時的なのは、脳の血管を詰まらせていた血栓が比較的短時間で溶け、その後は血流も正常化して症状が治まるためです。

しかし、一過性脳虚血発作の症状があったにもかかわらず放置していると、1か月以内に21%、1年以内に50%という高い確率で脳梗塞の発作を起こすと言われています。

スポンサーリンク

微小脳梗塞

微小脳梗塞は「無症候性脳梗塞」とも呼ばれ、直径1.5センチ以下の小さな脳梗塞のことです。自覚症状はほとんどありません。

50代では3人1人、60代では半分以上に微小脳梗塞が見られ、微小脳梗塞のある人は、ない人に比べて約3倍の確率でさらに症状の重い脳梗塞を起こしやすいと言われています。

そのため定期的な検査のよる早期発見が重要です。近年MRI(磁気共鳴断層撮影)など、検査機器の発達とともに、微小脳梗塞が見つけられるようになりました。

微小脳梗塞には、血小板の作用を抑えて血液を固まりにくくするアスピリンやチクロピジンという薬を投与して、ドロドロで粘性の強い血液をサラサラと正常に流れるようにする治療が行われるのが一般的です。

よくある不快な症状

隠れ脳梗塞の代表的な症状としては、首や肩のコリ、耳鳴りがあげられます。脳の血管が詰まるなどして血流が悪くなると、脈拍と同じリズムで、「ザクザク」「ザーザー」という大きな耳鳴りが聞こえることがあります。

また、見逃されやすい症状として、めまいがあります。隠れ脳梗塞の症状としては多くの場合、「回転性めまい」ではなく、「浮動性めまい」が起こります。他に左右どちらかの手足のしびれにも注意が必要です。

後遺症が残る可能性

深刻な脳梗塞の発作が起きれば70%以上に後遺症がでます。脳梗塞の発作が起こると死亡率は約7%で、完治するのは約20%にすぎません。

また、マヒが残るのが約40%、介護が必要になる場合が約33%と言われ、寝たきり、認知症になる危険も増大します。

深刻な脳梗塞の発作を起こさないことが重要です。したがってめまいや耳鳴りに原因には、隠れ脳梗塞など、重大な脳の病気が潜んでいる可能性が否定できません。

隠れ脳梗塞チェック

  • 突然、バットで殴られたような頭痛がする
  • 手の力が急に抜け、持っているペンやはしなどを落とす
  • 左右どちらかの手足がしびれる
  • 何かを話そうとしても言葉がでなくなる
  • 突然、めまいで頭がフワフワ揺れてふらつく
  • 片方の目で物が二重に見えたり、視野が欠けたりすることがある
  • 「ザクザク」「ザーザー」という大きな耳鳴りが聞こえる
  • 急にろれつが回らなくなる
  • 以前に比べて手先が不器用で、字が下手になった
  • 一時的に意識が遠のくことがある

1つでも思い当たることがあれば、脳神経外科や神経内科など、専門の医師の診察を受けることをお勧めします。

脳梗塞の前触れとしてめまい、耳鳴り以外に老人性難聴やメニエール病などに伴うめまい、耳鳴りは、どちらも生活習慣病を患わっている人に起こりやすい深い症状です。

血流の悪化を招く動脈硬化がめまいや耳鳴り発症の鍵を握ると考えられ、高血圧、脂質異常、高血糖、肥満、運動不足、ストレス、喫煙、加齢などが主な危険因子となります。

特にメタボリックシンドロームや糖尿病が気になる方は、生活習慣の改善に努めるようにして下さい。

スポンサーリンク