心不全の治療の種類|薬物療法の注意点は?

心不全は心臓の働きが低下してしまって十分な量の血液を送り出すことができなくなってきている状態のことです。心不全の治療方法を紹介します。

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冠動脈の血管が詰まったり高血圧などによって心臓の壁が厚くなることが心不全の主な原因となっています。

一度悪くなってしまった心臓の機能というのは完全には治らなく、薬をやめてしったらまた悪くなってしまいます。

なので薬を飲み続けることと、必要によって薬の量を調節することが必要となります。しかし、この薬を飲み続けるということは以外と難しいことなんです。

急性心不全

心臓の機能が急に悪くなることによって心不全の症状が強くなることです。心臓の機能は年齢とともに少しづつ低下していきます。

一旦心不全になって薬を飲み始めるとき、その働きの低下を急激に悪くなることを抑えながらうまく治療していきます。

ところが治療を中断してしまった場合、急激に心臓の機能が悪くなって急性心不全を起こしやすくなってしまうんです。

当然入院が必要となりますし、元の状態に完全に戻る訳ではなく徐々に進行していき場合によっては命をおとしてしまうこともあります。

そのときの状況に合わせて薬の量や種類を調節していって、良い状態を保つことが重要となってきます。

心不全の治療の種類

心不全の原因となるものを改善していくことと薬物治療が主な治療法となります。

高血圧(生活習慣病)の改善

健康な人の心臓は膨らんで血液を溜めたあと縮んで血液を全身に送り出します。拡張と収縮を繰り返し行うことで送り出しています。

高血圧の人の場合は血管の壁に常に圧力がかかってしまっているので、それに耐えるため壁が厚く硬くなっていってしまいます。

そのため心臓はより強い力で血液を押し出さなくてはいけません。すると心臓に筋肉が厚くなってきてしまって、伸び縮みしずらくなり機能が低下していき全身の血液を送り出せなくなってしまうんです。

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血圧が高いことで心不全が起こりやすく心筋梗塞も起こしやすくなってしまいます。日常の生活を改善することで血圧をコントロールしましょう。日常生活で気をつけるべきことは次の通りです。

  • 塩分の取りすぎ(1日7グラム以下が目安)
  • 風邪などの感染症
  • 疲労感や息苦しさなどの症状悪化
  • 薬の勝手な中断

塩分を控えるだけで血圧を下げることができますし、むくみも解消することができます。風邪や感染症は心臓に負担を与えてしまうので注意が必要です。

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薬を中断してしまう理由は次のようなものが多いです。

  • 症状がないから
  • 何種類もの薬を飲む理由がわからない
  • めんどくさい

薬物療法

心臓に負担をかけないような薬を使用して継続していきます。

心不全の主な治療薬の一覧と効果

ACE阻害薬  ARBアルドステロン拮抗薬 心臓を保護する
β遮断薬

心臓を休ませる

利尿薬 心臓を楽にする
強心薬 心臓を力づける

ACE阻害薬  ARBアルドステロン拮抗薬は心臓に対する環境を整えて、血圧を上げるホルモンの働きを妨げます。

β遮断薬は血圧を下げたり脈を遅くする薬です。利尿薬は余分な水分を尿として排出するもので、強心薬は心臓のポンプ機能を強める薬です。

副作用はもちろんありますが、医師と相談してできるだけ副作用がでなくなるような量を調節して服用していきます。

心不全が中等症〜重症な場合は薬を使わない心臓再同期療法(ペースメーカーを使った治療)という治療を行います。

心臓再同期療法で治療が行えない場合は心臓移植や補助人工心臓を行います。心臓移植はドナーが必要で、ドナーの数は全く足りていません。なので補助人工心臓という治療でそれを補います。

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