狭心症の前兆、検査方法、種類は?

心筋梗塞や狭心症という言葉を聞いたことがあっても、どのような病気、状態なのか理解していないのはとても危険です。狭心症や心筋梗塞の前兆や症状、検査方法について紹介します。

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心臓は全身に血液を送る働きがある臓器で、1日10満開以上拍動していて約8000リットルの血液を全身に供給しています。

働き者の心臓自身もたくさんの血液を必要としています。心臓に血液を送っているのが心臓を取り巻いている冠動脈という血管です。

冠動脈から心臓の筋肉である心筋に酸素や栄養が送られています。冠動脈の一部にプラークなどの異常が起きて血液の流れが悪くなってしまうと心筋が弱くなってしまいます。

この状態を狭心症といいます。さらにその異常が起きた部分に血栓が詰まって冠動脈の血流が止まってしまって周囲の心筋が壊死していまうのが心筋梗塞です。

狭心症の種類

狭心症のタイプは大きく分けて2つあります。

血管けいれん型

喫煙やアルコール、ストレスなどが原因となり、心臓の血管がけいれんしてしまいます。割合的にはあまり多くはありません。

深夜〜早朝の安静時に起こります。ひどい場合それが原因で起きてしまうこともあります。

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動脈硬化型

狭心症のほとんどがこのタイプとなり、心筋梗塞の危険性がより高くなっています。

動脈硬化は血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増え過ぎてしまうことから始まっていきます。悪玉コレステロールは血管の壁の内側に入って酸化され、有害なものに変化していきます。

するとマクロファージという白血球の仲間が有害な物質を取り除こうと酸化した悪玉コレステロールを自分の中に取り込んでその場で死んでしまいます。

その塊が増えると血管の壁を内側から大きく押し上げ血液の通り道を狭くしていってしまいます。この状態が動脈硬化です。

血管が狭くなると心臓の筋肉に十分な酸素や栄養が運ばれなくなります。これが動脈硬化型の狭心症です。

さらに高血圧やストレスなどが引き金となってその塊が破れてしまうことがあります。その傷口を塞ぐために血の塊(血栓)ができてしまいます。

血栓によって血管が詰まってしまうと酸素不足になってしまい心臓の筋肉が死んでしまいます。(心筋梗塞)

心筋梗塞になって一度死んでしまった筋肉は元には戻りませんが、狭心症のうちだと死んではいないので手の施しようがあります。

心筋梗塞は命の危険もあるので、狭心症の時点で気付いて治療を行っていくことが重要となってきます。動脈硬化は高齢になる程起こりやすくなりますが、他にも次のような様々な原因があります。

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  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 喫煙
  • 肥満
  • 脂質異常症
  • ストレス

主に生活習慣病ですね。血管への刺激が多くなってしまうため傷つきやすく動脈硬化が起こりやすくなります。当てはまっていればいるほどリスクは高まりますので改善するようにしましょう。

狭心症の前兆は?

胸が締め付けられるように痛む

運動した時や興奮した時に胸が痛みます。圧迫されるような痛みが数分から10分程度続き、少し休むと心臓の状態が回復して症状が落ち着きます。

このような症状がある方は早めに医療機関を受診して検査することをオススメします。

不安定狭心症

軽い運動時や安静時に発作が起きたり、発作時間が長くなったりしていると不安定狭心症です。

血管の中のこぶが崩れやすい状態で、近い将来心筋梗塞が起こる可能性が高いことが考えられますので、特に中が必要なサインと言えます。

15分以上発作が続く場合、症状がおさまらない場合はためらわずに救急車を呼びましょう。

他にも症状が?

  • あご・歯茎
  • 肩こり
  • 胸やけ
  • みぞおち
  • 背中

放散痛といって意外な部分から痛みがでたりします。これらは胸の締め付けと同じで運動した時や興奮した時に多く起こって、数分から10分程度症状が続きます。

woman in pajamas having heart attack

腕や肩の痛みを頭に伝える神経は心臓から頭に伝える神経と途中で合流しています。なので同じように痛みが生じてしまうんです。

必ずしもこのような症状がある訳ではありません。糖尿病の方や高齢者は神経の感度や鈍ってしまっているので、症状が出にくい場合があります。

狭心症の検査方法

  • 心電図検査
  • 心臓核医学検査
  • 心臓超音波検査
  • CT検査
  • 血液検査
  • カテーテル検査

負荷心電図といって運動をしてもらいながら心電図をとることもあります。血液検査の役割の一つが狭心症の原因を探ることです。

コレステロールや血糖値高いと動脈硬化型の狭心症の可能性が高いです。また血液中のクレアチンナーゼやトロポニン値が高いと心筋梗塞の可能性が高いことがわかっています。

心臓核医学検査は心筋の血液の流れを診て心臓の機能を評価する検査です。カテーテル検査が最も精密な検査方法といえます。

カテーテルというのは細いチューブで、それを手足の動脈から心臓の冠動脈へ送り込んで、カテーテルを通して造影剤を血管内に注入して冠動脈を撮影します。この検査で血管のどこが詰まっているのかがわかります。

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