漢方薬の副作用、使い方、西洋医学との違いは?

最近医療機関では薬(西洋薬)と一緒に漢方薬も出されることも多くなってきました。漢方はどのような時に使うのか、漢方とはなんなのかなど漢方についてのよくある疑問について紹介します。

スポンサーリンク

漢方薬とは?

漢方薬とは漢方医学で用いられる漢方処方とそれを構成する生薬です。例えば、葛根湯という漢方薬は全部で7つの生薬(麻黄、甘草、大棗、葛根、桂皮、芍薬、生姜)からできています。

これら7つの生薬を細かく刻んで決められた割合で配合すると葛根湯ができます。

葛根湯

西洋医学との違いとは?

西洋医学は科学的で、疾患や病名を診断したうえで臨床試験などの根拠(エビデンス)に基づいた治療を基本としています。合成薬物で単一成分の薬が多いです。

漢方医学は経験的で、漢方医学独特の診方による状態(証)を診断して、それに基づいて治療を行います。

天然薬物で、先ほどの葛根湯のように複数の成分が組み合わさってできているものが多い複合成分となっているものが多いです。

証とは漢方医学の治療の指針にもなるもので、西洋医学でいうと病名や診断名のことです。

漢方医学における証の診断の過程では心と体の状態を同時に自然な形で診察できるような仕組みができあがっています。

日本のような先進国では西洋医学が医療の主役になっています。がんや感染症などは西洋薬での治療が有効なのは明らかなので、そのような場合西洋医学が当然優先されます。

ですが中には西洋医学だけでは対応できないものもあります。その不十分な部分を補うような形で漢方薬が使われることが多いです。

漢方薬はどんな時に使うの?使い方は?

西洋医学では良い治療法がない場合

例えば、冷え性や虚弱体質、疲れがとれないなどといった悩みを持った方が病院で診察して色々な検査をしても特定の病気を診断されることは少ないです。

スポンサーリンク

そのような特定の病気を診断されなかった場合治療法がないので漢方薬を処方されることがあります。

西洋薬の副作用がある場合

例えば、がんの患者さんで抗がん剤の治療を受けて、副作用で末梢神経障害が生じてしまって手足のしびれ、痛みなどに悩まされたり、食欲がなくなって体力が落ちて抗がん剤の治療を続けられなくなるなど副作用は様々です。

このような時に漢方薬を併用すると抗がん剤の副作用を軽くして治療を全うできるようになり、症状が緩和されます。

未病を治す

昔から漢方医学で言われている言葉で、病気が発症しないように、持病をお持ちの方でも併発した病気をさらに生じないようにすることが大事だということをいいます。

西洋学的にいうと予防医学に近い考え方です。このような考え方を漢方医学では重要視されています。

どこで漢方薬を処方してもらえるの?

かかりつけの医師がいる方はまずはその医師に相談して下さい。その先生が漢方にあまり詳しくない場合は漢方の専門医の先生を紹介してもらえることもあるかもしれません。

かかりつけ医がいない方は「日本東洋医学会」のホームページで検索するのも良いかと思います。

現在150種類の漢方処方が健康保険に適応となっています。ただし漢方診療を行なっている医療機関の中では自費診療の所もあるので、受診する前に確認をしてから受診して下さい。

漢方の診察(四診)

望診(視覚から得る情報)

顔色、皮膚の色、舌の状態など

聞診

咳の状態、においなど

問診

自覚症状、病歴など

切診

脈やお腹の状態など

これら四診を用いて診察を行います。

漢方薬に副作用はあるの?

副作用は一般的に西洋医学に比べて少ないのですが、漢方薬も薬なので副作用があるものもあります。

甘草というものはむくみや血圧の上昇などの副作用があります。服用をずっと続けると心臓に重大な悪影響をもたらす場合もあります。医師の処方によって服用してしましょう。

スポンサーリンク