変形性膝関節症の手術の種類と痛みは?

変形性ひざ関節症の手術は金属の人工関節をひざに入れます。ひざ関節の手術の種類や対象者、手術後のこと、注意点など紹介します。

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どんな時に変形性ひざ関節症の手術を?

ひざの状態にもよりますがまずは装具をつけて、運動をある程度し、それでも痛い場合薬を使用します。

それでもまだ痛みがあって、生活に支障をきたす場合に手術を行います。しかし、手術を受けたからといって全てが解決する訳ではありません。

運動、痛み、活動範囲がポイントとなってきます。手術を検討しているが、運動をあまりしていない人は結構います。

手術をする前に運動できていたかということを見直して、運動を始めて場合によっては手術をしなくても良いケースもあります。

「装具をつけ、運動し、薬を飲む」の保存療法を3〜6ヶ月続けて、それでも痛みが改善しない場合は手術をします。

活動範囲というのは自分でこれだけは続けたいというライフスタイルがあって、それができなくなった場合手術を考えます。

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変形性ひざ関節症の手術の種類

骨きり術

骨きり術は軽度と中等度の患者が対象で、骨と骨と間に軟骨があり、隙間があれば骨きり術が可能となります。

すねの骨(脛骨)の一部を切り、その箇所をくさび状に広げて人工骨を挿入します。そして、骨の角度を修正してプレートとスクリューでしっかりと固定します。

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O脚でひざの内側に痛みがあったり、40〜60歳代の人も対象です。O脚の反対のX脚に対する骨きり術もありますが、ほとんどはO脚の骨きり術となっています。

活発的な年代なので、手術後も運動をしたり仕事をしたりすることができるようになります。以前は手術後体重をかけると部品が壊れてしまる恐れがあったので、1ヶ月程度安静にしておかなければいけませんでした。

最近は技術が進歩し、固定力が強くなったので、手術直後から体重をかけて歩けるようになりました。入院期間も以前は約3ヶ月でしたが、今は1ヶ月程度で退院することができます。

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退院するときは松葉杖をまだついていますが、2〜3ヶ月すると今までの日常生活に戻ることができます。

あくまで固定するためのものなので、癒合(骨同士が接合すること)したら抜きます。手術後1年半〜2年で抜くことになります。

人工関節置換術

重度の患者が対象で、骨の間にある軟骨がほとんどなく骨と骨が直接ぶつかっているような場合手術可能です。

骨の表面を削り整え人工関節を取り付けます。ひざの痛みで生活に影響があって十分に楽しめなかったり、60〜65歳以上の人が特に対象となります。

年齢が高いのは人工関節の耐用年数が関係しているからです。技術の進歩で人工関節の耐用年数は20〜30年ほどになりました。

なのでこの年代の方でないともたないというのが高齢が対象となっている理由です。2度目の手術も受けられないことはありませんが、1回目と比べてかなり大掛かりな手術となってしまいます。

脚に麻痺がある方は手術を受けて痛みがとれても麻痺で動かせないことがあるので、そのような症状がある方はこの手術に適していません。

また、認知症の方で手術が理解できなかったり、手術後のリハビリが難しい方はこの手術に適していません。

こちらのものも進歩していて、今まで以上に実際に近い動きを実現し、長持ちするようになりました。

体重はすぐにかけることができ、退院するまでに3週間、完全復帰まで2〜3ヶ月となっています。

正座ができないので洋式の生活がオススメです。手術後の傷や虫歯、巻き爪などの感染症には注意が必要です。もし感染の恐れがあった場合は主治医の先生にすぐに相談しましょう。

手術後の痛み

先ほど紹介した手術は関節の痛みを改善する手術です。なので手術前からあったひざ関節以外の痛みは残ることもあります。

例えば関節周囲の筋肉や腱の痛み、神経痛などが挙げられます。また、慢性的にひざが痛む人は神経が敏感になっている可能性があります。

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手術の際感覚神経というものをやむをえず切断しなければいけないことがあって、それに伴う痛みが手術後に生じることがあります。

また、手術前はあまり歩くことができなかったのが、手術後歩けるようになって急に筋肉や腱の使いすぎで炎症を起こすことがあります。

感覚神経の切断による痛みは神経障害性疼痛治療薬というものが有効となります。またリハビリも効果が期待できます。

手術は行ってしまうと後戻りできません。本当に必要なのかどうかを自分で色々試して、やむを得ない場合に行いましょう。

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