前立腺肥大症チェック、症状、治療、検査方法は?

前立腺肥大症の症状、チェック、検査方法、治療方法など紹介します。

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前立腺肥大症とは?

前立腺肥大症というのは男性にしかない前立腺というところが肥大して排尿障害が起こる病気です。50歳を過ぎると急増していて、5人に1人がなってしまうと言われています。

正常な前立腺の大きさはくるみ程度で、肥大した前立腺の大きさは鶏卵の大きさにまでなります。

この大きさが変わってしまうことでいろいろな排尿の障害が出てきます。下腹部には膀胱があってその後ろに直腸、膀胱の下にあるのが前立腺です。

尿道を取り囲むようにあるので、大きくなると排尿に影響を与えてしまうんですね。

前立腺は精液の一部を作っていたり、精子の活性を助けたりする働きがあります。

また膀胱の下方と前立腺の下方に筋肉があって、前立腺と筋肉が強調することによって尿を溜めたり出したりするコントロールをしています。

前立腺は内腺と外腺の2つの領域に分けられます。前立腺肥大症は内腺の大きさが大きくなってくるものです。

前立腺肥大症チェック(国際前立腺症状スコア)

  • 排尿後に残尿感
  • 排尿後2時間以内に再びトイレ
  • 排尿中に尿が途切れる
  • 我慢するのが難しい
  • 尿の勢いが弱い
  • 排尿のためにお腹に力を入れる
  • 寝てから朝まで排尿で何度も目がさめる

これらの項目が2回に1回当てはまる場合チェックしてください。当てはまった数が多ければ前立腺肥大症の可能性が高ということになります。

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前立腺肥大症の症状

蓄尿症状

  • 頻尿
  • 尿意切迫感

膀胱が尿を溜めるときに起こる症状です。夜の場合も昼の場合もあります。

排尿症状

  • 尿の勢いが弱い
  • 尿が途中で途切れる
  • いきまないと尿を十分に出せない

本来は前立腺を通過して尿が出ていきます。

膀胱に溜まった尿がでていくとき膀胱下方が開きますが、肥大してくると膀胱を押してきて膀胱下方を開こうと思っても圧迫されていて尿が通過するのに圧力がかかってしまいます。

なのでふんばらないと尿が出なかったりしてしまうんです。

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排尿後症状

  • 残尿感
  • 尿のキレが悪い

がんと違って良性の病気なので必ずしも治療しなければいけない訳ではありません。このような症状で生活の質が下がってしまうと心配な場合治療を行いましょう。

ただし、力まないと尿が出ない場合残尿が増えて細菌感染を起こしてしまったり、結石ができてしまったり、腎臓の機能が悪くなってしまったりすることがあるので治療をオススメします。

前立腺肥大症の検査

問診

先ほどのようなチェック項目などで重症なのか中等症なのかを診断します。

直腸診

医師が手袋をして肛門に指を入れて前立腺を触り、感触でがんなのかどうかを判断します。

超音波検査

お腹から超音波を当てて前立腺の大きさや全尿を調べます。

尿流量測定

尿の量や時間を測定する検査です。健常な人は1〜2秒で20cc以上出して15秒程度で終わりますが、前立腺肥大症の人はずっと10ccを超えずに1分近く時間がかかってしまいます。

残尿測定

実際に排尿をした後に超音波を当てて膀胱の中に尿がどれだけ残っているのかを調べます。

尿沈渣

血尿や尿の汚れなどを調べます。

PSA検査

この検査は前立腺肥大症とがんを鑑別するために行います。検査の結果4ng/mL以下の場合がんの可能性は低いです。

前立腺肥大症の治療方法

薬物療法

尿が出ずらい排尿症状には尿道をリラックスさせて尿の出をよくするα1遮断薬を使用します。

男性ホルモンを阻害して前立腺を小さくする5α還元酵素阻害薬もあります。

蓄尿症状には急な膀胱の収縮を抑える抗コリン薬、膀胱を緩ませて尿を多く溜めるようにするβ3作動薬などもあります。

手術

・経尿道的前立腺切除術(TURP)

一番治療の中では効果があります。麻酔をかけて尿道から内視鏡を入れて、先についている電気メスで前立腺を削り取っていきます。

膀胱の中に落としていき最終的にはそれらを吸引します。

約1週間程度の入院が必要ですが、一般的な手術なので全国どこの泌尿器科でも受けることができます。

・経尿道的前立腺核出切除術(TURB)

内腺と外腺の間に切除鏡を入れて前立腺をくり抜くようにする手術です。出血が少なく確実に切除することができる手術です。

排尿に支障をきたす場合腎機能に影響を与えることもありますし、がんなのか診断してもらうこともあできるので、気になった方は医療機関を受診しましょう。

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