突発性難聴の治療方法の種類、原因、症状は?

かつては、女性で40代以降の高齢者がなる病気として知られていましたが、最近では若い人にも増加しています。

浜崎あゆみさんでかかったことで、かなり知られるようになりました。無理をしたりストレスを溜めると、自律神経や免疫機能に狂いが生じて「突発性難聴」を発症する傾向にあります。

風邪の症状にも似ていますが、人にもよりますが、耳鳴りがするとかめまいがするとかなどの前兆もあると言われます。

しかし、軽視して無理を続けていると、あなたは突然聴力を失うかも知れません。この耳の病気は「突発性難聴」といいますが、はっきりした原因が分からないので治療法も確立していません。この突然かかる耳の病気の症状や、注意点などについて紹介しましょう。

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突発性難聴とは?

もともと耳の病気など経験したことものなかった人が、明らかな原因もなく突然片側の耳が聞こえなくなる耳の病気のことです。

一般には40~60歳代の女性に多いと言われてきましたが、最近では最近は男性も若い人も増加しています。喫煙歴も関係ないですし、はっきりとした原因は不明です。

ただ、発症する前には「おたふく風邪」とか「はしか」「みずぼうそう」「じんま疹」「感冒」その他「胃腸炎」「高血圧」「糖尿病」などの既往がある人が、「突発性難聴」になる傾向があることが分かってきました。

しかし、それでもどんな条件があれば、「突発性難聴」にかかりやすいかという明確な結論にはいたっていません。

ただ40~60歳代に多いというのが、ひとつの傾向は示しているかもしれません。つまり、この年代は、会社でも家庭でも責任がある世代で、仕事でも家事でもはむやみに休めず無理している年代でしょう。

そのためストレスも溜まるでしょうし、仕事は簡単には休めず、責任ばか担っている年代に当たります。体力的にも転機に当たる年代でもあり、無理している分免疫力も落ちているでしょう。

見落としやすい突発性難聴の初期症状

その症状が吐き気があったりめまいが生じたりするのて風邪と間違えて、先に内科に飛び込んだりするケースもあり、耳鼻科へと直結しないこともあります。

頭の中に神経痛みたいなものが走ったりするので、電話で医療相談をすると顔面神経痛だなどと回答されたりして、混乱しているうちに時間ばかり無駄にする事例も見られます。

時間外の夜間診療などになると、内科しか開いていないケースもあり対応が遅くなったりします。

耳鼻科クリニック事態、地方によってはその数が少ないこともあるでしょう。「突発性難聴」が風邪と間違いやすいことも、予備知識として頭の隅に入れておきましょう。

突発性難聴の原因は?

ところで、突発性難聴の原因は何なのでしょうか。

ウィルス説と内耳循環障害の二説

繰り返しになりますが、「突発性難聴」の原因は分かっていません。「突発性難聴」の推定されている原因のうち、一説は「ウィルス感染説」ともう一つは「内耳循環障害説」といわれます。

ウィルス感染説としては、一般に発症前に風邪のような症状を訴える人が多いということから発しています。

「突発性難聴」の罹患はその後再発するということがなく一回限りであることから、このウィルスによる疾患が「突発的な難聴」の原因だとする説の根拠となっています。

もう一つは「内耳循環障害説」ですが、これは内耳血管のけいれんや出血などによって循環障害が起こっていると考えるものです。

それが「突発性難聴」を引きおこし、耳が聞えなくなるのだという説です。しかし、この説では「突発性難聴」の再発はないという特徴性を説明しきれません。

というわけで、いまだにその原因については、正確には分かっていないのが現状なのです。

突発性難聴はどんな症状が起こるの?

「突発性難聴」の症状が分かりにくいのは、いつから耳の聞こえが悪くなったのか本人が自覚できないほど突然に難聴が起こってしまうことが特徴で、その症状も軽度な場合もあるのでつい見逃しやすいというのが厄介なところです。

また難聴については、ほとんど片方の耳にのみ起こります。しかし、まれに両耳が聞こえなくなることもあります。症状の特徴を整理してみましょう。

  1. 突然に耳が聞こえなくなるという特徴がある
  2. 耳鳴りや大きな耳鳴り音があるケースも
  3. めまいや吐き気があり実際に嘔吐してしまう場合もある
  4. 突発性難聴では耳にのみ神経障害がある

難聴の発生と前後してこうした症状を伴うのですが、その症状も軽微に済む場合もあるため、とかく風邪などの症状と間違えやすいこともあって、自分の耳の異変に気付くのが遅くなってしまうことが多いのです。

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そして、気付いた時には事態が深刻になってしまっているケースが見られます。 

突発性難聴の治療

そういうわけで、できるだけ早期に治療を始めることが大切です。早期に治療を始めることで、聴力が改善する可能性が増えるからです。

発症後は2週間以内に治療を始めることが大切で、医師に掛からないで放置して置いたりすると、片耳の聴力を完全に失ってしまいます。

ウィルスなどによって炎症を起こしている急性期の治療として、まず必要なのは安静です。先に触れましたが、突発性難聴は発病する前からストレスを受けているケースが多く、また免疫力も落ちていると想定されますからまず安静にすることが肝心です。

場合によっては、安静にするために入院治療を勧められる場合もあるでしょう。しかし、地方によっては大きな病院にかかれない場合もありますから、とにかく仕事は休んで安静にしているだけでも、内耳循環の障害は改善されやすいのです。

医師は、治療が遅れた場合や発症時の状況、ならびに既往歴などを総合的に考慮して治療法を決定しなければならず、耳鼻科医師の対処法によって完治できるかできないかの分かれ道になるケースも多々あります。

突発性難聴の診断では、医師は耳のX線検査をしたり、純音聴力検査で難聴の原因を診断したりします。

ウイルス性内耳障害改善を目的とする治療

処方としては、副腎皮質ステロイドが処方されます。ステロイドの抗炎症作用によってウイルス性内耳炎を軽快させます。

しかし、それとても詳細な確立したものはなく、臨床の医師の才覚に任されている現状です。糖尿病や胃潰瘍、結核などの合併症がある場合には、副腎皮質ステロイドの副作用によって疾患が増悪する可能性もありますので注意が必要です。

こうした意味すべて含めて、どういう治療を行なうのかは、現場の医師に任されている現状です。中にはステロイドに対する副作用がある人もいるので、現場の医師は重い責任を担っています。

内耳循環障害改善を目的とする治療

血管拡張を目的とした薬剤としては血管拡張薬。血栓により内耳循環障害が生じていると考えられる場合は抗凝固薬、血流改善剤、代謝促進剤などの飲み薬も試されます。ビタミン剤を補助剤として処方する医師もいます。

その後の経過は?

難聴が改善する場合には治療後難聴が急速に改善し回復していきますが、治療開始後、少し時間がかかって回復していくケース、最悪の場合は全く改善しないケースもあります。

予後がよくない要因としては以下の通りです。

  • 発症後2週間以上を経過した症例
  • 回転性めまいを伴う症例
  • 患者が高齢であること

などが考えられます。こうしたことからも、「突発性難聴」は耳鼻科医師の初期治療の能力が、重要となってくるでしょう。 

完治するの?

適切な治療を受けて「突発性難聴」が完治する確率は約1/3といわれます。完治しなかった患者は時間とともに改善はしますが、難聴とか始終耳鳴りがするとかの後遺症が残る場合があります。

特に、高音が聞き取りにくいと言われます。「突発性難聴」は内耳の循環障害なので、手術などの外科治療も期待できません。

このように「突発性難聴」は治療開始の時期がその後の聴力に大いに影響を与えますので、少しでも耳鳴りや回転性のめまいなどが生じた時、ないしは突然耳の聞こえが悪くなった時は、迷わず耳鼻科を受診しましょう。

私達も医師任せでなく一人ひとりが突発性難聴についての基礎知識を持つようにすれば、最悪のことは避けられそうです。

まとめ

突発性難聴について考えてきました。ともかく、健康だった人が突然難聴になり、その治療法が現場の医師の臨床処置と経験に依存されているということ、確定的な治療法が確立されていないということもこの病気の怖いところです。

治療は全権的に担当医師に委ねるという形になる訳ですが、既往症を持っていると予想もつかない事態に展開していくケースもないとはいえません。

一般的なことですが、高齢の方は勿論、若い方も「突発性難聴」に掛からないようにするためには、日頃の生活習慣が大切です。

無理をしたりストレスを溜めると、自律神経や免疫機能が狂いが生じて「突発性難聴」を発症する傾向にあります。

そういう意味でストレスをコントロールすることは、とても大切なことです。凡庸な言い方ですが、バランスの良い食事を摂り充分な睡眠と適度な運動と休息など無理をしないよう体をいたわり暮らすという何でもない日々の積み重ねが、「突発性難聴」も回避できるキーワードではないでしょうか。

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