拒食症になりやすい人の特徴|ダイエットと病気の違い

若い人だけでなく子供にも最近見られるようになった拒食症ですが、ダイエットと見分けがとてもつきにくい病気です。悪化すると命を落してしまうこともある怖い病気です。拒食症になりやすい人の特徴や症状、サイン、体や心への影響、治療法など紹介します。

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拒食症は若い人に多く見られる病気ですが、最近では低年齢化が進んで小学校4年生でもかかってしまったという実例もあります。

本来の発症の時期は思春期である中学生や高校生、特に女の子に多くなっています。

ダイエットで物を食べていないのと拒食症は全く別物で、医学的に拒食症は神経性痩せ症と呼ばれています。特徴は、

  • 体重が増えることに対する極端な恐怖
  • 自分の体系を客観視できない
  • 食事制限や過剰な運動をやめられない

などが挙げられます。普通の人でも太りたくないという気持ちはあると思いますが、体重が100グラム増えたくらいで絶望したり、このまま太っていってしまうのではないかという心配はあまりしないと思います。

しかし、拒食症の方は100グラム増えただけで絶望したような気持ちになってしまう人もいます。

拒食症の中には食べなくなってしまう摂食症と食べて吐く過食症(排出型)というものに分けられます。

過食症の方は高校生や大学生、成人してから増えてくる特徴があり、摂食症は子供に多く見られます。

拒食症になりやすい人の特徴

  • 努力家
  • 真面目でいい子
  • 自己主張が苦手な子

などに多く見られ、環境の変化や挫折に直面した時に発症しやすくなっています。自己主張できないと不安や不満を溜め込みがちになってしまい発症しやすくなります。

きっかけは進級や進学などの環境の変化であったり、いじめや受験の失敗、失恋などが挙げられます。

早期発見のための拒食症のサイン

食事の量が極端に減ったり、家族と食事を摂らなくなったり、カロリーの低い物ばかり選んで食べたりしていると拒食症を疑ってもいいかもしれません。

ただダイエットと区別がつきにくいです。

拒食症の初期の段階ではダイエットとほとんど見分けはつかないので、ダイエットがしばらく続いてガリガリに痩せてしまう前に気づいてあげることが重要になってきます。

特に家族と食事を摂らなくなるという行動は要注意です。他には、

  • 食べ物を細かく分ける
  • 活発に運動、活動する
  • 極端に体重が減ってきた・または、体重の増え方が悪い

拒食症の治療、体へ影響と精神への影響は?

脳や体が作られる大切な時期なので、十分な栄養が摂れないことで様々な問題がでてきます。

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体への影響

  • 不整脈
  • 突然死
  • 低血糖
  • 昏睡
  • 貧血
  • 無月経
  • 不妊
  • 低身長
  • 骨粗しょう症

精神への影響

  • 集中力や判断力の低下
  • 睡眠障害
  • うつ
  • 自殺

治療

普通の女性と比べて拒食症の女性の死亡リスクは約10倍です。早く発見して適切な治療を行わなければいけません。

小児科や心療内科、精神科を受診してください。治療方法は栄養療法と心理療法です。

栄養療法は栄養状態を改善し健康的な体重に戻します。

入院が必要でさらに自分で食べることができない場合は経鼻経管栄養といって鼻からチューブを入れて栄養剤を投与するという治療をします。

判断力が低下して治療の必要性を理解できないひともいるので、まずは体重を増やすことが必要となります。

退院後の食事に関しても管理栄養士による献立作りなどの栄養指導を行います。

栄養指導の献立例(15歳以上)は、1日の栄養量エネルギー1900kcal、たんぱく質75グラム、脂質55グラムとこれくらいを目安にしています。

ただし急に食べることはできないと思うので無理のないカロリーから始め、徐々にステップアップしていくかたちになります。

そして、体重増加の見通しをグラフ等で示して際限なく太るわけではないことを伝え安心してもらいます。

心理療法は人生とうまく付き合うためのノウハウや考え方をつけていく治療法です。認知行動療法や対人関係療法、家族療法、芸術療法などがあります。

患者さんは「痩せているのにまだ太っている」「痩せてないと存在価値がない」「100グラム増えたら際限なく太る」と考えます。

そのような極端な考え方、捉え方に気づいてもらい、実際に体験してもらってトレーニングをしていくのが認知行動療法です。

家族療法というのは家族に患者さんへの接し方を学んでもらって、一緒によくなる方法を考えていく治療です。子供と接するポイントは、

  • 「母親の育て方が悪い」は間違い
  • 無理やり食べさせない
  • 不安をぶつけない
  • 子供をたくさん褒める
  • 存在そのものを認めて、愛する

などです。温かいサポートをしていくことが大切です。早く家族が気づいて医療機関を受診することで命を守ることができるかもしれません。

おかしいなと感じたら医療機関を受診しましょう。

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