風邪と間違いやすい好酸球性副鼻腔炎、副鼻腔真菌症の症状は?

2015年3月に好酸球性副鼻腔炎が指定難病に認定されました。今回は慢性副鼻腔炎のタイプや症状、原因について紹介します。

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2015年7月からは指定医療期間で医療費の助成を開始しました。好酸球性副鼻腔炎はここ10年間で患者数が増えてきた病気です。

これまでの慢性副鼻腔炎の薬では効果が得られなかったり、継続的な治療が必要なので指定難病となりました。

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慢性副鼻腔炎といっても症状や原因は異なって様々なタイプがあるので、自分がどのタイプなのかということを知ることが重要になってきます。

副鼻腔というのは鼻の周辺や結構奥の方にもあって、合計で8つ存在しています。

副鼻腔は空洞になっていて鼻から息を吸ったり吐いたりする時に鼻空とつながっています。

声を反響させたり外からの衝撃を和らげるために存在していると考えられています。なんらかの原因で副鼻腔に炎症が起きてしまうことを副鼻腔炎と言います。

炎症が1ヶ月未満の場合は急性副鼻腔炎と呼ばれ、3ヶ月以上続くものを慢性副鼻腔炎と呼びます。

副鼻腔に炎症が起きると鼻水が出たり、鼻詰まり、ニオイがしなくなるといった症状がでます。

正確にはタイプによって異なります。3つのタイプがあります。

  • 従来の慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
  • 好酸球性副鼻腔炎
  • 副鼻腔真菌症

従来の慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

症状

  • 緑色焼き色のドロドロした膿のような鼻水
  • ほお骨の辺りに痛み
  • 進行すると鼻詰まりや鼻水がひどくなる

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鼻水は鼻の粘膜に潤いを与えるために常に出ていますが、ウイルスや細菌が鼻の中に入ってくると量が増えて膿のような鼻水が出てきます。

従来の慢性副鼻腔炎は全ての副鼻腔に炎症を起こして、上顎洞といったところに膿を溜めやすくなります。

なのでほお骨のあたりに強い痛みを生じることがあります。

好酸球性副鼻腔炎

症状

  • のりのような粘り気のある鼻水(ムチン主体)
  • 眼の奥に痛み
  • 頭痛
  • 嗅覚障害
  • 鼻ポリープ(鼻茸)ができやすい

好酸球というのは粘液にかかる細胞の一つで、過剰に働いてしまって副鼻腔炎を起こします。ここ10年間で増えてきた理由の一つと考えられているのが大気汚染です。

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鼻水のタイプも慢性とは全然違いますが、炎症を起こす場所も違います。目と目の間に炎症を起こすので目の奥に痛みを感じたり、頭痛などの症状が生じる場合があります。

風邪の場合だとすぐに治ったりしますが、この病気は長引くためこのような症状が続くと感じた場合好酸球性副鼻腔炎を疑いましょう。

また嗅覚障害は生活に支障をきたしたり、命を落とす危険性もあります。

疑いのある方は医療機関を受診することをオススメします。

どのタイプの副鼻腔炎でも鼻ポリープはできますが、好酸球性副鼻腔炎の場合は特にできやすくなっています。

副鼻腔真菌症

副鼻腔にカビが増殖して炎症を起こします。

かびは大きいと4センチにもなって、それでも症状が出なく気づかない人もいます。

副鼻腔の片側にできるので、症状も片側にでやすくなっていて、副鼻腔内にカビがとどまる非浸潤性とカビが周りの組織を破壊する浸潤性に分けられます。

非浸潤性の方が多く症状が出ない場合があります。症状が出た場合、

  • 悪臭を伴う鼻水
  • 鼻血

浸潤性の場合カビの周りの組織を破壊していくので、

  • 高熱
  • 激しい頭痛
  • 視力障害

などの症状あり、死に至ることもあります。

それぞれの原因

従来の慢性副鼻腔炎 好酸球性副鼻腔炎 副鼻腔真菌症
ウイルス、細菌などの感染 ウイルス、細菌などの感染 カビ
喘息の合併・薬剤アレルギー 浸潤性の場合、免疫力の低下(ストレス、糖尿病、体力の低下など)
ステロイドの長期使用

副鼻腔真菌症は手術を受ける人の20人に1人程度で少なくはありません。

気になる症状がある場合耳鼻咽喉科を受診して検査をしてもらいましょう。

検査方法

  • 問診
  • 内視鏡検査
  • 細菌検査
  • 画像検査(CT・ X 線・MRI)
  • 血液検査
  • 嗅覚検査(基準嗅力検査・静脈性嗅覚検査)

風邪と誤解されやすい副鼻腔炎ですが、タイプによっては生命が関わってくるので、生活の質を上げるためにも気になる方は放置せずに医療機関を受診しましょう。

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