皮膚がん(メラノーマ)の種類|治療法、見分け方は?

皮膚ガンの一つメラノーマですが、現在新しい治療法が研究されています。メラノーマは悪性がひどく治りにくいと言われています。免疫チェックポイント阻害剤というもので生存率が改善されています。

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皮膚がん(メラノーマ)の種類

皮膚ガンの患者は年々増えてきていて、1年で約1万7千人がかかると言われています。がん全体から考えると10番にも入らない少ないものとなっています。

皮膚ガンの種類は次のようなものがあります。

  • メラノーマ
  • 基底細胞がん
  • 有棘細胞がん
  • パジェト病

この中でメラノーマは悪性度が高く早期発見度が必要となる皮膚ガンです。メラノーマは体の皮膚どこにでもでき、4つのタイプがあります。

末端黒子型

日本人で一番多いのが末端黒子型です。足の裏や手のひら、爪にでき、皮膚ガンの25%はこのタイプとなります。

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メラノーマは高齢者のガンと言われていますが、末端黒子型は40代の方からできます。

表在拡大型

表在拡大型といって広く浅く広がる時期がしばらく続き、それが過ぎるとどこか一か所が盛り上がってくるタイプです。

結節型

結節型というのは浅く広く広がる時期がなくいきなり盛り上がるタイプです。メラノーマの中では一番タチが悪いものとなります。

悪性黒子型

悪性黒子型は高齢者の顔にできやすく、紫外線の影響を受けてシミのようなものから広がっていきゆるやかに数年かけて進行していきます。

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メラノーマの見分け方

ホクロに似ていても次のようなことがあればメラノーマを疑っても良いでしょう。

  • 6ミリを超えるほど大きくなる
  • 輪郭がいびつになる
  • 左右不対称になる
  • 濃淡ができてくる

色が一色でなくまだらだったり、形がいびつだとメラノーマの可能性があると考えられます。子供のときにあったほくろではなく、大人になってからできたほくろが対象です。

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皮膚ガンの専門医は日本には100人もいないとても少ない状況です。皮膚ガンの専門医に診てもらうのが良いのですが、ない場合は皮膚科を受診しましょう。

目で見て診断がつきにくい場合でもダームスコープといった光が出る拡大鏡で診断することができます。

ほくろは指紋の溝に色素が溜まって黒くなりますが、メラノーマは逆に溝の部分が白く丘の部分が黒くなっています。それでも診断が難しい場合は一部切除して顕微鏡でさらに拡大して診断します。

メラノーマの治療法

早期で発見された場合は手術で治療を行います。手術で治療をすると95%以上治すことができます。

進行するとがんが厚くなりリンパ節に転移していき生存率が低下していきます。その場合手術に加えて再発予防の薬を使用します。

さらに内臓などに転移すると手術では治療できなくなるので、免疫チェックポイント阻害剤を使って治療を行っていきます。

2014年からニボルマブという薬が世界で初めてメラノーマを対象に日本で使われるようになりました。

2015年にはイピリムマブという薬が使われて、現在はこの2つの薬が使われています。これらは飲み薬ではなく定期的に点滴する形になります。

体には細菌やウイルスがやってきたときに免疫細胞が戦ってくれます。がん細胞も体にとっては敵なので免疫細胞は攻撃します。

攻撃が終わると過剰攻撃を避けるためにブレーキをかけてもといた所に戻ってしまいます。がん細胞はブレーキがあることを知っているので、攻撃されるとこのブレーキを踏みにきます。

すると免疫細胞の元気がなくなりがん細胞が増えてきます。免疫チェックポイント阻害剤はそのブレーキを守るためのもので、そのおかげでがん細胞をやっつけてくれるんです。

この治療法で患者の28%はがんの縮小が見られたという報告もあります。

免疫チェックポイント阻害剤の効果、副作用は?

使い始めは効き目があまり感じられませんが、3年ほど経つと3年生存率が22%になり、その後はそのまま下がることなく元気で過ごすことができます。

がんは残っていたとしてもがんは悪さをしないまま仲良く暮らしていきます。副作用は次の通りです。

  • かゆみ
  • 肝機能障害
  • 下痢
  • 甲状腺機能障害
  • 間質性肺炎
  • 重症筋無力症
  • 糖尿病
  • 腎炎

ホルモンのバランスが崩れたり、様々な副作用があるので条件に合った方しか使用することができません。

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